木材事業 WOOD ENERGIE
木を活かす
日本の森は、資源として本格的に利用する時代を迎えています。木材は住宅等の建築物に活用するだけではなく、家具、紙をはじめ、発電や熱利用などのエネルギー、キノコの菌床、牧場の敷き藁、更に割り箸や木工品、最近ではセルロース・ナノファイバーなどの新しい素材など様々な活用が期待されています。これらの木材の活用は、地球温暖化の防止や循環型社会の形成につながることを意味します。当社では建築材の製材だけではなく、木材チップ・オガなどの加工もおこなっており、木材を余すところなく使い切り、木の価値を高めています。
BUSINESS 事業紹介
木材チップの生産・販売
木材チップとは、木材を切削または破砕してできた小片の製造物。主な原材料は原木(丸太)。当社では、山に残された木材や建築材で活用できない規格外の丸太を使用してチップを生産しています。その他、山に残された枝や木の皮を原材料としてチップの生産も行っています。当社で生産したチップは、紙の原料や発電の燃料として使われています。
-
01 原木の受け入れ主にスギヒノキ・マツ・広葉樹の3種類に分けて原木の受け入れを行っております。また、原木は重量で購入します。
-
02 原木の投入受入れてから半年以上、十分に乾燥させた原木は、貯木場から製紙用またはバイオ用どちらかの原木投入口にフォークリフトにて投入されます。
-
03 皮を剥ぐ投入された原木は、「ドラムバーカー」の中で皮のみを剥きとられます。ドラム式洗濯機のようなイメージです。
-
04 切削皮を剥きとられた原木は、「チッパー」に投入され切削されます。野菜などをスライスするスライサーのイメージです。
-
05 チップの選別原木からチップになった木材は、「スクリーン」を通って規格品と規格外とに選別されます。調理用の粉ふるいのイメージです。
-
06 チップのストック規格品のチップは、ベルトコンベアーで運ばれヤード(製品置場)に保管されます。3箇所の室内ヤードがあり、規格別にストックが可能です。
-
07 積込・出荷積込専属のオペレーターがホイールローダー(積込機械)に乗って、チップをヤードからトラックに積み込みます。
-
08 発電所等への納品チップを積んだトラックは、バイオマス発電所や製紙会社へ納品します。
木材の製造・販売
製材とは、丸太から建築用の角材や板材に木取り(加工)することです。製材過程で排出される端材は、自社でチップに加工し木材を余すことなく使い切っています。当社でつくった製材品は建築用資材のほか、土木用資材や工場用資材にも使われています。
原木(丸太)の購入
当社では、木材チップの原材料になる原木(丸太)を購入しております。スギヒノキはもちろんのこと、アカマツや広葉樹も取り扱っております。トラックでの引き取りも行っております。原木の長さ、太さ、状態や木の種類、購入場所等の制限がございますので木を切る前に一度ご相談ください。